猫ちゃんの目・・・
まるでビー玉のように丸くてキラキラと輝いています。
愛くるしさのポイントのひとつです。
そして、見た目の最大の特徴は、黒目が細くなったり丸くなったりするということ。
そんな猫ちゃんの「目」について今回は迫ってみたいと思います。
--もくじ--
黒目(瞳孔)の形の変化
猫の目を見ていて、一番に気付くのは、黒目(瞳孔)の大きさの変化ではないでしょうか。
お昼間の黒目は縦に細く、夜の黒目は真ん丸。
そして、驚いたり怖いなと思った時、興味を示している時の目は真ん丸。
おもしろそうなものを見つけた時に、グワっと黒目が真ん丸になること、よくありますよね(おもしろ動画でもよく見られます)
黒目の幅を変えることで、光の加減が変わっても良く見える仕組みになっています。
大きくなるほど、光を多く集めることができる、ということですね。
なかなか人間にはない機能ですが、好きな人を見つめている時に、瞳孔が開くというのは人間でも言われていますね。
そう考えると、カメラのピントを合わすような感じですよね。(逆を言うと、好きじゃない人にはピントが合ってないってことになるのかなw)
さてさて、猫ちゃんの話でしたね。
機能性はともかくとして、細いのもまん丸いのもかわいいものです。
皆さんはどちらがお好みでしょう?
猫の視力は悪いけれど
猫の視力はあまり良くありません。
人間の視力でいうと0.2~0.3くらい、ということで、人間だとメガネやコンタクトレンズが必要な値でしょうか。
(ちなみに、私は0.1。誰も聞いてませんねw)
2~6m先がよく見えるので、すぐ目の前にあるものを見るのは得意ではないようです。(外で育ったか家の中で育ったかで少し差はでるそう)
また、水晶体が大きいので、自力で変化させることが難しく、調整する力が低いです。
あのビー玉上の目が、視力の悪さに関係しているということですね。
カメラでいうと、解像度はあまり高くなさそうです。
その分、動体視力には優れており、すばやく動くものに対する反応はすごいです。
これは、猫ちゃんと紐うやおもちゃで遊んであげている時にも感じることができますよね。
自然界の中だと、もっと多くの生き物との接触があり、この機能が存分に役立っているのでしょう。
50メートル先でも動いてさえいれば、目で追うことができるのだとか。
逆に、ゆっくり動いているものを追うのは苦手で、極端に遅く動いているものは「止まっている」と判断されてしまいます。
また、視野は非常に広く、斜め後ろでも動きを捉えています。
人間ではあり得ないですよね。
いや、後ろにも目があるのかなぁって思う人が時々いますが・・・
それはきっと視野のせいではないですね。笑
ルックスがかわいいとは言え、しっかりと野生動物の機能も備えています。
猫の目では、色はどのように見えているのか
さて、お次は「色」です。
猫ちゃんからはどのように色が見えているのでしょう。
白黒なのかな?とか思っていたのですが、どうやら緑色~黄色がぼんやりわかる程度のようです。
ちなみに犬は、黄色と青色を判別できるくらいだそう。
犬も猫も、それぞれ色の見え方は違うのですね。
とにかく、あまり色は理解していなさそう。
もしキャットフードやドッグフードに着色されていたとしてもあまり意味はないのかもしれません。(いや、あれは飼い主である人間に向けてのものだろうかw)
猫は夜行性なので、色を識別する能力はあまり必要なく、どちらかというと動体視力の方が必要だったのでしょう。
最新の研究結果によると、犬・猫・フェレットなどは紫外線を見ることができる!という可能性が発表されています。
人間の目では到底見る事ができないものも、猫には見えているのでしょうか。
何もないところをぼんやり見つめていることってありませんか?
あれも人間には見えないものを見ているのかなぁと、想像してしまいますよね。
猫の目のことわざ
そういえば、「猫の目のよう」ということわざもあります。
「その時々の様子によって、くるくると目まぐるしくかわること 」
を言います。
猫の目が細くなったり丸くなったり、くるくる変わることに由来しています。
昔から猫は猫!
変わらず人々を魅了させ続けている存在なのですね。