皆さんは厄年の時に、神社やお寺に厄除け祈願のご祈祷を受けに行かれましたか?
先日知ったのですが、なんと犬猫にも厄年があるとのこと・・!!
そして、ご祈祷を受けることができる神社・お寺もあると聞いたので、さっそく調べてみました!
--もくじ--
猫の厄年っていつなの?
厄年というのは、ホルモンバランスや環境の変化が起きやすく、心身のバランスを崩しやすい年齢のことを言います。
・・・たぶん、動物の厄年もそういうことです。
環境の変化・・は、ペットの猫ちゃんにはないかもしれませんが、飼い猫の寿命も長くなっていますから、体調を崩しやすくなったり病気をしやすくなるリスクも増えますよね。
気を付けた方がいい年代があるというのは確かです・・!!
大阪の少彦名神社さんのホームページを参考にさせて頂きますと、
猫の厄年は、12歳・14歳・17歳。
令和四年(2022年)の厄年に当たるのは、
平成23(2011)年生まれの12歳
平成21(2009)年生まれの14歳
平成18(2006)年生まれの17歳
ということでした!
人間の厄年と同じように「数え年」です。
※数え年とは
現代では満年齢で数えるのが主流になっていますが、寺社仏閣では昔からの年齢の数え方「数え年」というのが普通です。
生まれた瞬間から1歳で、お正月が来ると全員が1歳年を取るのが「数え年」です。
生まれた時に0歳で誕生日に各々が年を取るという「満年齢」が採用され出したのは、明治時代からなのです。
ちなみにお隣の韓国では、今も「数え年」が通常の数え方で、公式文書のみ満年齢になっているそうですよ~
12歳から厄年が始まるというのは、猫の中年期にあたる年代から始まり、老年期にかけて・・という感じですね。
12歳というと、満年齢で11歳です。
11歳 = 人間の年齢60歳(中年期)
13歳 = 人間の年齢68歳(中年期)
16歳 = 人間の年齢80歳(老年期)
です。
人間の年齢に換算してみるとわかりやすいですよね・・
近年は20歳を超える猫も珍しくありませんが、
20歳 = 人間の年齢96歳
・・なので、人間でいうと100歳手前なのです!
厄年には当たっていなくとも、ご祈祷を受けたくなりますね・・笑
(ちなみに、犬の厄年は 7歳、10歳、13歳、16歳だそうです)
猫の厄払いをお願いする時の注意点
ペットの厄払いのご祈祷を受けて頂ける寺社に行く場合、
かならずキャリーバッグ・キャリーケースに入れた状態で行きましょう。
ご祈祷を受ける時には、様々な儀式があり、猫ちゃんが驚いたり威嚇してしまう、最悪逃げてしまうこともあります。
犬であれば、膝に乗せた状態でご祈祷を受けることも可能ですが、
猫の場合はだいたいの子は無理だと思われます・・
鈴を鳴らしたり、お経や祝詞の声、大幣でのお祓いなど、
猫には刺激が強いので、その場で逃げ出してしまうことも考えられます。
そういったことがないように、キャリーバッグに入れた状態でご祈祷を受けましょう。
もしくは、通信や郵送での対応がある神社さんでしたら、そちらを選択されてもよいかと思います。
猫の厄払いのご祈祷が受けられる寺社
市谷亀岡八幡宮(東京都新宿区)
第十五代応神天皇をお祀りする神社です。
神社に出向いてご祈祷を直接受けられるほか、遠隔・郵送での対応もされています。
初穂料:五千円(一体のお札にペット3匹まで御祈祷=名入れが可能)
予約制です
旭日氷川神社(埼玉県川口市)
スサノオノミコト様をお祀りしている神社です。
スサノオ様はとても強力な神様で、厄除け・除災招福に強い御神徳があるとのこと。
ご祈祷後、飼い主用とペット用のお守り、そしておやつも頂けるようです♪
初穂料:五千円から
ペットのお祓いは午後のみ
予約制です。
剣神社(埼玉県蕨市)
ご祭神は、天之御中主大神、天照皇大神。
ご神紋にはフクロウが使われており、フクロウに由縁がある神社でもあります。
直接神社にお伺いしてのご祈祷のほか、遠隔・郵送での対応もあります。
授与品は、名入り御札・ペット御守(赤・青)・ペット祈願特別御朱印 。
初穂料:五千円から
予約優先制
少彦名神社(大阪府大阪市)
こちらはお薬の神様の少彦名命(すくなひこなのみこと)をお祀りされている神社です。
お薬関係の企業が多い地域に鎮座されており、ペットのお薬メーカーさんも近所にはあるそうです。
直接神社にお伺いしてのご祈祷のほか、郵送・通信での対応もされています。
初穂料:一万円
予約制です。
→少彦名神社のペットのご祈祷
晴明神社(京都府京都市)
陰陽師として有名な安倍晴明を祀る神社です。
こちらの神社のペットのご祈祷は通信限定。
直接神社に出向いてのご祈祷は承っていません。
申し込みをして、神社でご祈祷をして下さり、お守りやお札が郵送で届くシステムになっています。
初穂料:三千円
申し込みが必要です。
→晴明神社のペットのご祈祷
愛育神社(千葉県長生郡)
なんと、初のペット専用神社ということで、平成21年にご鎮座されました。
かなり新しい神社ではありますが、ペットというのは今や日本人にとって、人間と共に生きる家族であり、あってもおかしくないかもしれません・・
ご祈祷の初穂料等については、ホームページに記載がありませんので、直接お問い合わせ下さい。
龍岳院(愛知県新城市)
ペット供養もされている神社です。
ペットの健康長寿祈願・七五三祈願など、ご祈祷も承っておられます。
お寺のインスタグラムでは、お寺の名物猫りおくんの写真もたくさんUPされています。
茶トラでかわいいりおくん♪
ご祈祷料:五千円から
お申込みが必要です。
座間神社(神奈川県座間市)
境内に、伊奴寝子社というお社があります。
大切なペットの健康や幸せを願い、病気や怪我の回復を祈り、事故などに遭遇しないため全ての愛しい生き物たちをお守りするための神社として、平成二十四年八月に創建されたペットのための神社です。
ご祭神は保食神(うけもちのかみ)。
また、境内にある「犬」「猫」像を手の平でさすると願いが叶えられるそう。
初穂料:三千円
予約制です。
まとめ
驚かれた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?!
猫の厄払いや健康祈願のご祈祷が受けれるなんてー!
しかし、今や日本国内で、ペットととして飼われている犬猫は・・・
2020年の統計では、犬:848万9千頭、猫:964万4千頭。
ペットのご祈祷を希望される方も増えているようです。
ぜひこれからのご参考になれば幸いです。