猫のトイレで主流なのが、昔から定番の「固まる砂系」もしくは近年増えてきた「システムトイレ」になります。
「固まる砂からシステムトイレに移行をしたい!」と考える方も多いようです。
今回は、システムトイレってどんなトイレ?ということから、固まる砂のトイレからシステムトイレへの移行期のことを書いていきます。
--もくじ--
猫のトイレには固まる砂トイレとシステムトイレがある(おおまかに)
固まる砂のトイレ
昔から猫を飼っていた人には、おなじみの「固まる砂」のトイレ。
もちろん現在も猫トイレの定番として鎮座しています。
中でも大定番がこちら。LIONさんから出ている「においをとる砂」
むかーしむかし(20年くらい前)も、この砂を使っていました!
猫砂と言えばこれだったなぁ。
パッケージの猫のイラストも変わっていませんよね。
おなじブランドで、7歳以上用もあります。
固まる猫砂の中には他にも、トイレに流せるものや、おからでできたもの、なんとえんどう豆でできた猫砂まであるんですよ。
その名の通り、猫がおしっこをした部分が固まるので、それを専用のスコップですくって捨てます。
ウンチは柔らかさによって砂がついたりつかなかったり。
おしっこと同じく、スコップですくって捨てます。
頭数に関係なく、毎日の処理が必要になってきます。
毎日使っていると、砂は固まりにくくなってきますので、猫の頭数やトイレの数にもよりますが、2週間~1ヶ月程度で砂を新しいものに交換します。
システムトイレ
対して、近年台頭してきたのがシステムトイレ。
システムトイレはいつ頃から流行りだしたのでしょうか・・・
今や固まる砂と2大巨頭。いや、主役の座を取りつつあるといっても過言ではないわけです。
システムトイレは2層構造になっています。
一段目は「チップ」と言われる猫砂を投入します。
花王さんのシステムトイレ用猫砂。チップのサイズが細かいもの~大きいものまで色々あります。
そして、下の段には抗菌シートか抗菌マットを敷きます。
猫がトイレに入ると、上段の砂を手でかいておしっこします。
すると、上の砂をくぐりぬけて、おしっこは下段の抗菌シートに吸い込まれます。
ウンチは上段の砂のところでとどまります。
日常的には、上段のウンチのみの処理になります。
下段の抗菌シート・マットはおしっこを日々吸い込んでいきます。
猫の頭数にもよりますが、抗菌シート・マットは4日~1週間くらいに一度交換します。
↓超わかりやすい動画。
これを見た方がはやい(*´Д`)
システムトイレのメリット・デメリットは?
固まる砂を使っている人の中にも、「できればシステムトイレに変えたい!」と思っている方が多いようです。
メリットとして挙げられるのは、
というところでしょうか。
猫を飼っている頭数が増えれば増えるほどトイレのお世話が大変になってきますので、システムトイレにしたいなーと思う様になるのかと思います。
また、お仕事などで日々忙しくされている方もです。
しかし・・・
割と困りがちなのが、「固まる砂のトイレからシステムトイレへの切り替え」です。
最初からシステムトイレを使っていたら何の問題もないですが、
固まる砂のトイレからシステムトイレに変えた時に、猫がトイレをしなくなってしまう・我慢してしまうことがあるのです。
システムトイレの砂は、同じ砂とは言え結構大粒です。
細かいタイプであっても、固まる砂よりはだいぶ大きいです。
それが猫にとって違和感となり、「前のトイレがいい!」と、システムトイレに入ることを拒否するケースが結構あるんです。
猫は環境の変化に敏感な動物なので、トイレに行きたいのに我慢してしまうことも。
そうすると病気や体調不良の原因にもなります。
では、トイレの切り替えをどうすればいいのか・・・!?
\いったいどうするのにゃ!? むにゃむにゃ・・/
システムトイレへの切り替え方法・ポイント
トイレの場所は変えない
まず前提として「トイレの場所は変えない」
トイレの構造や砂の形状が変わっただけでも猫にしたら大きな変化です。
更に場所まで変わってしまっては、ますます問題が難しくなります(;´Д`)
砂を混ぜながら切り替えていく
今まで使っていた猫砂を、新しいトイレの砂に混ぜます。
どれくらい混ぜるかは、猫の警戒具合にもよりますが・・
慣れ親しんだ猫砂のにおいがある方が、猫の警戒心も弱まります。
混ぜる量を少しづつ減らしていって、最終的にシステムトイレのチップだけになるように持って行きます。
古いトイレと新しいトイレをしばらく併用する
古いトイレをしばらくは横に置いて併用してみます。
しかし、慣れている方のトイレにばかり入るのであれば、意味がないので、古い方のトイレを汚れたまま放置してみるのも手です。
元々のトイレが汚れていて不快なのでしぶしぶですが新しい方で用を足すかもしれません。
そうやって様子を見るのは1日程度にして、猫がもし我慢しているようであればやめましょう。
今までの猫砂に近い大きさのチップにする
システムトイレのチップは小さなものから大きなものまで豊富で、大きなものの方が砂の飛び散りはより軽減されます。
が、それが猫にとっては違和感につながり、「いつもの砂の大きさと違う・・」と、猫が使ってくれないこともあります。
固まる砂に近いものというと、一番細かいサイズということになるでしょうか。
まぁ一番細かいといっても、固まる砂からするとだいぶ大きいです(;´∀`)
それでも、最初から大きなチップにするよりは希望はあります。
猫がトイレに興味を持ちだしたらもう一息
猫が新しいトイレに興味を持ちだしたら、もうすぐ用を足すサインです。
トイレの中に入ってくんくんにおいを嗅いだり、砂の感触を確かめたり・・・
そういう行動が見られたらもう一息です!
\すごい努力にゃね~/
それでも無理ならあきらめるか、全自動トイレを検討してみよう
もう固まる砂のトイレでいいんじゃないかと!笑
そんなにそのトイレがいいのなら・・・
固まる砂なら健康に用を足してくれるのなら・・・
あきらめましょう!
身もふたもないんですが、私はそう思います。
システムトイレもね、においが完全になくなるわけじゃないですし、ウンチは毎日掃除してあげるわけですし、大枠では同じですよ(*^^)v
全自動トイレに変えるんなら大きな違いですが、それに比べたら、固まる砂とシステムトイレの違いって小さいかも・・・
最近は、頭数の多いお宅は全自動トイレへの切り替えも検討されたり、実際に導入する方も多いようです。
導入時は本体を買うのにお金がかかりますが、後は砂を買い足していくだけですし、掃除の頻度が激減することに喜ぶ飼い主さんが多いですね・・
昔よりも徐々に値段も下がってきていますし、この機会に全自動トイレを考えてみるのもいいかも。
☆全自動トイレについてはこちら見てね
→「猫の全自動トイレおすすめ8つ!口コミも見てみよう」