プロフィールにも書いているとおり、このサイトを始めた当初は、キジトラ猫のななちゃん(オス・当時生後8か月)一匹飼いでした。
それが、2019年2月15日に、保護猫カフェから、スコティッシュフォールドのゆきちゃん(メス・当時一歳半)を譲り受けました。
◎詳しくはこちらの記事
→「保護猫カフェから引き取ったスコティッシュフォールドの里親になる」
はい。こうして多頭飼い生活の始まりです。
二匹はいったいどうやって慣れていったのか?
を今回は書いてみますね。
新入り猫ゆきちゃんがやってきた。初日の反応は・・・
保護猫カフェからゆきちゃんを引き取ってきたのが、2019年2月15日の夜でした。
私は多頭飼いが初めてだったので、どういう状態になるのかが読めなかったし、どういう風に進めていったらいいのかも正直あまりわかっていませんで。
「まぁ大丈夫ちゃうかな~」くらいに考えていました。
ところがどっこい!
先住猫のななちゃんのビビり方がすごかったんです(^_^;)
ななちゃんは、今まで猫と触れ合ったことがなく・・・窓の向こうの野良猫を見ていることはありましたが。
初日はリビングにケージを用意していて、その中にベッドとトイレ、食器を入れてありました。
うちに連れてきたゆきちゃんはまずそこに入れまして。
それを見たななちゃんは、全身ぶるぶると小刻みに震え出したんです!
あまりに怖かったのでしょうね・・・
明らかに、様子がおかしくなりましたし、甘えなくなって、このままごはんを食べなくなったり脱走するんじゃないかと危ぶまれる様子でした(^_^;)
それを見た私、これはヤバイと気づきまして・・・
\ぼく、ななにゃんよ。先住猫にゃよ/
ストレスにならないように、部屋を隔離する
次の日から、ゆきちゃんを二階の一室に隔離することに。
ななちゃんには、気配と匂いからまず慣れてもらうことにしました。
実際、ゆきちゃんの方はというと「繁殖猫からの保護猫カフェ」という経緯もあるのか、はたまたスコティッシュフォールドという種類自体の性格にもよるのか、とてもどっしりと構えていて、新しい家にもそんなにストレスを感じていないようでした。
ゆきちゃんにとっては、むしろ環境は良くなっていたのかもしれません。
とりあえず、先住猫のななちゃんが心配だったので、彼を優先して彼のペースで進めることにしました。(あ、ななちゃんはオスですw)
ななちゃん(先住猫)が、ゆきちゃん(新入り猫)の存在に興味を持ち始める
最初はゆきちゃんの部屋の前を通る時は、大きく距離を取ったり、走り去ったりしていたのですが、4~5日経つと、部屋のドアに近づいて匂いをくんくんしたり、部屋の下の隙間から中の様子を伺い知ろうとするようになりました。
1週間くらい経つと、そうする頻度が高くなり、時間も長くなりました。
\あたし、ゆきにゃよ。新入りにゃん/
ケージ越しに顔合わせしてみる
満を持して、ゆきちゃんとななちゃんを対面させてみることにしました。
とは言え、もちろんケージ越しで。
二階のゆきちゃんの部屋にはケージを置いていたので、まずはゆきちゃんをその中に入れて、ななちゃんを抱いて部屋に連れていきます。
ケージ越しに対面。
最初は2分・・・
ウウーシャー!!とななちゃんは威嚇します。
ゆきちゃんは平常心ですがあまりにも「シャー!!」って言われると、「目は合せたくないなぁ・・」という顔をしていました。笑
3分・・・
4分・・・
5分・・・
と、これまた一週間ほど同じように対面させてゆき、威嚇もマシになり、威嚇しなくなり・・・
という段階を踏んでいきました。
ケージなしで対面させてみる
ゆきちゃんの隔離部屋はもちろんあったまま、ゆきちゃんの部屋のドアを開けて、ケージなしで会う時間を少しづつ設けるようにしました。
最初は一日5分×朝晩、とか。
最初はななちゃんは逃げてましたね。
でも、ゆきちゃんと対面しても、もう震えたりしなくなったし、普段の様子も変わらなかったので、このやり方で進めていきました。
時間や回数を少しづつ増やしていって、そのうち、ななちゃんがゆきちゃんを追いかけるようになってきました。
(元々ななちゃんは筋肉質で、たくさん走ったり、運動量の多い子です。)
ゆきちゃんに対して恐れて逃げる、ということがなくなってきたのですね。
この間、10日ほど。
\この写真は隔離終了後のものにゃ/ \そうにゃんね/
隔離を終了する
二匹が、お互いに慣れてきたようだったので、ゆきちゃんの部屋のドアは開けたままにすることにしました。
夜寝る時だけ、お互い違う部屋で寝てもらうようにして。
そうすると、今まで主に二階にいたゆきちゃんが、自然とみんながいる一階に率先して降りてくるようになりました。
これも、様子を4~5日見て、その後、夜寝る時も一緒に過ごせるように解放しました。
ここまでで、すでに一ヶ月かかっています!(^_^;)
根気がいりますね・・・!
\今はごはんも一緒に食べるにゃ/ \うまーー/
お互いを認めれるようになる。心理状態の変化。
時間をかけて段階を踏んでいったことで、やっとお互いのことを認め始めます。
距離を取って寝ていたのが、少しづつ近いところで寝るようになり、今ちょうどゆきちゃんが来てから一ヶ月半が経過しましたが、昨日なんと!!同じベッドで寄り添って寝てました!!
また、お互いのトイレをいつの間にか使い合っていました。
ごはんも、並んで食べれるようになりました。
これはすごい進化ですよねー!!
私はその姿を見て、非常に感慨深かったです。
長かったなぁ・・・と。
ネットや知り合いには、相性が悪すぎて部屋を隔離したまま飼っている人もいるという前情報が聞いていたので、うちもそうなったらどうしよう・・・いや、それでも二匹ともかわいいから、くじけずにいこう!と心に誓ったものです。
初日の、ぶるぶる震えるななちゃんを見て、私は間違ったことをしてしまったのだろうか・・・
と悩んだのも、今は懐かしく・・・
\ぐいっと入ってみたにゃ/ \ちょっと狭いにゃ/
なぜ多頭飼いしようと思ったのか
私にとっては初めての多頭飼い。
SNSで多頭飼いをされている方の投稿を見て、ちょっとうらやましく、また私も多頭飼いがどういうものであるか経験してみたいものだ。
と思ったことが始まりでした。
ななちゃんもきっと同じ種族と触れ合う経験があった方がいいだろう、と。
二匹が慣れるまで、長い時間がかかり、私も精神的に少し参ったこともありました。
でも二匹ともとってもかわいく、またこのかわいい二匹が一緒にいるのを見て、今は幸せをひしひしと感じています。
\ゆきは毛がほわっとしてるにゃね/
相性を考えてみると、今思えばこうした方がよかったかな?ということ。
二匹目の猫を迎えることを考え始めた時、保護猫カフェで出会ったゆきちゃんはとってもおとなしく運動量の少ない猫ちゃんでした。
対して、先住猫のななちゃんはチーターのように走り回り、結構激しく遊ぶ猫ちゃん。
私は「おとなしい子の方が、喧嘩にはならないだろう」とゆきちゃんを選びました。
けれど、もしかしたら運動量の合う子の方が、遊ぶ相手としてはよかったのかもな~と、振り返って思うことがあります。
同じような種類の猫同士がよい、というのはよく書かれていますが、うちの場合はスコティッシュフォールドと雑種なので、全然違うんですよね。
まぁ同じ種類だから相性が良いかは、個体同士の性格の部分なのでわからないので、運動量が合っていても仲が悪かったら意味ないのですが(^_^;)
とにかく、会わせてみないとわからない、という世界です。多頭飼い。
多頭飼いは、子猫からがおすすめ!というのはそうだと思います。
うちは大人の猫同士だったので、これだけ時間がかかったのかも。
\二人で寝ると、冬はきっと温かいにゃね/
喧嘩のようで喧嘩でない場合も
これも見極めが必要なのですが、ななちゃんの方がゆきちゃんを追いかけて噛んだりする場面が多かったのですよね(今もありますが)
ななちゃんは、人間に対してもそうだし、普段からそうやって遊んでいるので、いじめたり喧嘩したいというよりは「遊んでよー!!もっと動いてよー!!」とゆきちゃんに絡みにいっている感じなんですよね。
なので、もしかして「仲が悪くて喧嘩している?いじめている?」という風に見えても、そうでないかもしれませんので、よく見てあげてくださいね。
\ZZZZZ・・/
まとめ。多頭飼いのメリット・デメリット。
多頭飼いに憧れていたり、検討されている方は多いと思います。
一匹でこんなにかわいいのだから、二匹ならもっとかわいいのだろうなぁと。
それは完全に同意で、幸せは二倍です!
でも、二匹が慣れるまで、最初がかなりたいへんです。
相性がうまくいかないことを考えると、もっと時間がかかり、飼い主も精神的につらいかもしれません。
最悪、別室で飼い続けることも考えておかないといけません。
きっと時間をかければ、お互いの存在を認めるくらいには関係が築けるとは思いますが。
そういうことも考えつつ、段階を踏んで気長にできる方にはオススメです!
多頭飼いライフはとっても楽しいです。
二匹のその後のことはこちらで書いています。
最初はこうだったけど、時間が経ったら実は・・・みたいなことも!
→「猫の多頭飼い・その後「スコティッシュと雑種」二匹は仲良し?」