猫がしゃっくりしているのを見たことがありますか?
実は、人間の様に音がしないのが猫のしゃっくりです。
どういう時に起こるのか、危険なことはあるのか、などなど、猫のしゃっくりについてまとめてみました!
猫のしゃっくりは音が出ない
人間のしゃっくりは「ヒック」と音が出ますよね。
でも、猫のしゃっくりというのはちょっと違います。
猫の場合は声を出さずにお腹の真ん中の横隔膜のあたりがピクピクと波立つだけです。
わかりやすい動画がこちらです。
とってもかわいらしい子猫ですね(*´Д`)
おなかがピクピクすることで全身が動いているのがわかります。
成猫バージョンはこちら
こちらも、人間のしゃっくりに似た動きですが、声は出てないですね。
猫のしゃっくりは声が出なくて静かなので、気付きづらいかもしれません。
寝ている時や遊んでいる時など、あらゆる時に起こる可能性があります。
しゃっくりは、数時間~1日程度でおさまります。
しゃっくりの原因・生活習慣編
ごはんのドカ食い・早食い
猫のしゃっくりの一番の原因は、ごはんの食べ方にありました!
ごはんを噛まずに丸飲みしてしまう猫っていますよね。
ドカ食いや早食いで、横隔膜が直接刺激を受けて痙攣することでしゃっくりが起こります。
上咽頭への機械的な刺激や舌咽神径咽頭枝への電気刺激でしゃっくりに似た反応を引き起こす、という指摘もあり、どういう作用により起こっているのかは諸説あるようです。
しゃっくりがよく見られるのは、肺呼吸をする哺乳類で、肉食・雑食の動物です。
ドカ食いをしたり、早食いをしたりすると、一度に大量に食道を通り、胃が活発に動き出すことで、その付近にある横隔膜が刺激されるからです。
猫は元々、犬の様にまとめて食べる習性はなく、少しづつ時間をかけて、回数を分けて食べる性質があります。
なので、ドカ食いや早食いには体が適していないのですね。
\ドカ食い?ぼくはしないにゃよ。上品にゃ/
ドカ食い・早食いの改善策
ドカ食い・早食いは肥満にもつながりますし、あまり良い習慣とは言えませんので、改善が必要です。
・食事の量の調節や、一回の量を少なくして回数を増やす
・ドライフードの粒のサイズを違うものに変えてあげると、よく噛むようになる可能性もある
・丸飲みする子は、餌を細かく砕いてあげる
・落ち着いて食べられる環境作り
などを心がけてあげましょう。
ゆっくり食べられる!早食い防止の食器
「ゆっくり食べられる食器」というのも販売されています!
形に工夫がしてあり、内部がデコボコしているので自然と少しづつ食べるようになります。
イッキに食べてしまう早食いさんにはオススメのアイテムです。
これ最初に考え付いた人、すごいなぁ!
水を飲む際に、空気も飲み込んでしまった
これも、ごはんを食べた時と似ています。急いで飲んでたまたま空気が入りこんでしまった・・・とか、また、そういう癖のある子もいるかもしれません。
ある程度の時間でしゃっくりがおさまるのであれば、問題ありません。
激しい運動
激しい運動をした後や興奮した時に、しゃっくりが出ることがあります。
特に問題はありません。
\毎日走り回ってにゃが、しゃっくりはしたことにゃい/
寒暖の差・温度差
急激な室内温度の変化によりしゃっくりが出ることがあります。
シャンプーの時も、お湯の温度に気を付けたり、はやめにドライヤーで乾かしてあげるなど、体温が奪われない様にしてあげましょう。
冷たい水を飲んだ
冷たい水を飲んだ時にしゃくりが出ることがあります。
猫は冷たい水を飲むとおなかを壊すことがあるので、夏であってもキンキンに冷えた水はやめておきましょう。
元々猫は、生きた獲物を狩って食べる動物ですので、暖かいものの方がどちらかというと向いていると言えます。
あまり冷えた水は与えずに常温の水をあげるようにしましょう。
ストレス
環境の変化や、他の猫との関係など、何かストレスがある時にしゃっくりが起こることがあります。
食欲不振や元気がないなど、他の症状もあるかと思います。
その場合はなるべくストレスを取り除く努力をしてあげるといいでしょう。
\ストレス大敵にゃ! zzz・・・/
猫のしゃっくりを止める方法
生活習慣からくるしゃっくりは、時間がかかったとしても自然に止まります。
長く感じますが、1日くらいかかったりしますね。
無理に止めようとしないで様子を見ましょう。
数日経っても止まらない場合は、他の病気も疑われますので、病院を受診しましょう。
しゃっくりが数日止まらない・連続で出る場合は病気の可能性も
さて、ここまでは生活習慣からくるしゃっくりでしたので、さほど大きな問題はありませんでした。
他に、病気が原因で起こっているしゃっくりもあります。
1日でおさまらず、しゃっくりが数日続くようなら要注意です。
脳腫瘍
猫も、CTやMRIでの検査ができるようになったので、発見されることが増えています。
高齢の猫が多いですが、若い猫・中年の猫であっても腫瘍の種類によっては発症の可能性があります。
初期段階で発見することが理想ですが、初期症状として見られるのが、元気がない・食欲不振・様子がおかしいといったもので、脳腫瘍と気付かれないことも多いようです。
脳腫瘍に伴って起こる症状に、痙攣や麻痺、てんかんなどの発作がありますが、その際にしゃっくりが起こる時もあります。
喉に異物があり(毛玉など)それに反応している
喉に毛玉などが詰まっていて、それを吐こうとして横隔膜が刺激されてしゃっくりが出ることがあります。
猫は毎日グルーミング(毛づくろい)を自分でしています。
飲み込んだ毛がのどに詰まることはそんなに頻繁にあることではありませんが、可能性としてはあります。
明らかに様子がおかしい時はすぐに病院に連れて行ってください。
のどに詰まって窒息することもありえます。
日常的に、よく毛玉を吐き出すのであれば、毎日丁寧にブラッシングをしてあげるのもいいです。
しゃっくりではなく咳だった
しゃっくりかな?と思ったけれど、よくよく観察していると違うような?
という場合は「咳」かもしれません。
↓猫の咳
数分で終わったのなら心配はありません。
水を飲んだり、食べたり、ほこりを吸い込んだりした際に出る咳は、生理現象です。
でも、咳が続く場合や、ゼーゼー言う場合は、感染症や喘息、鼻炎、肺炎、などの病気が考えられます。
その場合、ねばねばした鼻水が出る・目ヤニ・涙が出る・発熱といった症状が、咳と共に起こっているかもしれません。
子猫や老猫は免疫機能が弱いので、特に気にしてあげて下さい。
猫は死ぬ前にしゃっくりをする?
これは、昔飼っていた猫が亡くなる時がまさにそうだったのですが、息を引き取る前にしゃっくりをしたんです。
しゃっくりをしながら、呼吸をしなくなっていくという感じでした。
「猫が死に際にしゃっくりのような痙攣をした」という話は他でも聞いたことがあり、割と共通する話なんだなぁと思っています。
番外・しゃっくりとおならをする猫動画
なんでしょうね・・?しゃっくりとおならを同時にしたのね・・?
この座り方がすごいですね(*´Д`)何とも言えない・・・
これ、隠れた人気動画みたいですよ。笑
\この動画すごいにゃ。なんて猫にゃ・・・/
まとめ
猫のしゃっくりについて、まとめてみました。
うちの猫はまだしゃっくりをしているのは見たことがないです。
咳を少ししていることはありましたが・・・
今回まとめてみて、もし、しゃっくりをしているのを発見したら気を付けてあげようと思いました!
皆さんもお気をつけあれ!