猫のしつけ・・・と聞いて、どういったことを連想されるでしょうか?
実は、私自身は「猫ってしつけがいらなくて本当に賢いなぁ~」って思っているくらいなんですが、世間では猫のしつけで苦労されている方もいるということなので、今回はこのテーマでまとめてみますね。
--もくじ--
そもそも猫をしつけられるのか?問題
いきなりかよ!と思われるかもしれませんが、犬のようなしつけは無理かもしれない、ということはまずおわかり頂きたいです。
猫は単独行動で、マイペースに生きていく動物です。
犬は家族の中でも優劣を決める、というのは聞いたことがあると思います。
猫の場合は、何かに従うということが基本的にはありません。
もちろん「飼い主のことが好きで好きでどこにでもついていく!」ということはありますが、それは飼い主に服従しているわけではなく、ただ好きだから一緒にいたいだけなのです。
猫のしつけ、というと「猫をしつける」という意味合いになりますが、それよりも「猫の習性を知りうまく付き合う・折り合いをつける」方が平和的かなと私自身は思っています。
なので、猫のしつけと言っても最低限のことになることはご承知下さい。
猫のしつけその1*トイレ
まずは、トイレのしつけです。
これは子猫の場合と、成猫の場合でケースは変わってくると思います。
猫はとても賢くて、基本的に本能で「トイレは砂のあるところでする」と知っているのです。
うちの場合は生後3週間で保護した子と、1歳半から飼った子といますが、
●まず生後3週間からの子猫(ななちゃん)の場合。
まだ右も左もわからない赤ちゃん猫だったゆえ、最初は全然違うところでおしっこしちゃいました。
でも「あ、おしっこしたいのかな?」という仕草をしたときにすかさずトイレに連れて行っていたら、3日くらいでトイレでするようになりました。
誰に教えられてもいないのに、ちゃんと砂掘って、後も砂で隠してましたよ。
もしかしたらお母さん猫のするのを見たことはあったかもですが、それでも本能に刷り込まれている感じがしましたよ。
●お次は1歳半の時に保護猫カフェから譲りうけた子(ゆきちゃん)の場合。
ここ、トイレだよ。と教えるまでもなく、ちゃんとしていた・・・というのがゆきちゃん。
最初はケージに寝床とトイレを置いておきましたから、すぐに「ここね」という感じで用を足していました。
先住猫ななちゃんと慣れる前、一部屋に隔離した時も「トイレ、ここね」と完璧にわかってました!
ということでうちの場合は、赤ちゃん猫からのななちゃんは三日でトイレを覚え、成猫からのゆきちゃんはまったく粗相なし、という結果でした。
●多頭飼いの場合や何らかのストレスがある場合、また腎臓や尿系の病気になっている場合
こういう時に、トイレ以外の粗相が見られるというのはよく聞く話です。
そうなると、しつけというよりも、ストレスとなっている原因を取り除いてあげたり、治療をしたり、ということになってきます。
◎こちらも関連記事としてご覧ください
猫のマーキング(スプレー行為)対策・防止策→去勢が必要?おすすめの消臭剤も。
また、猫にはトイレにそれぞれの好みがあるので、システムトイレが好きな猫、固まる砂が好きな猫、場所もそれぞれのおきにいりを把握してあげましょう。
◎トイレ選びに・・・こちらもご参考に!
→「猫のトイレ、大きさ・砂・置き場所のおすすめは?全自動トイレも登場!」
\あたしたち割と優秀かもにゃ・・・/ \かもにゃ/
猫のしつけその2*ケージに入れたい
これはどういう飼い方をするかによりますが、「お客さんが来た時や、夜寝るときはケージに入っていてほしい」といったご家庭もあると思います。
まず「ケージというのが嫌なことではない」ということを理解してもらうことが必要です。
ケージに入るとおやつがもらえる、と印象付けるのは簡単で効果も高いです。
これもできれば小さいころから癖づけすることが理想的。
夜寝る時は必ずケージに入れるのであれば、ある程度長時間入っていることになるので、2階建て3階建てといった大き目のケージの方ががストレスを軽減してくれます。
一階にトイレ、二階にごはん、と分けることができます。
この際も、夜寝る時は必ずケージの中に好物のごはんを用意してあげる、など「ケージに入ると美味しいものがもらえる」と癖づけしていくと、毎回すんなりと入ってくれるようになります。
こちらの動画、参考になるかも?
ケージの中の環境が整っていて、好印象(*^▽^*)
最初はこんなにおとなしく入ってくれないかもしれませんが・・・
根気よくやってみましょう。
猫のしつけその3*噛むのをやめさせたい
これは子猫の場合が多いようです。
こんなに噛むなんて大丈夫か・・・!?
と私も、ななちゃんの時に思いました(;´Д`)
兄弟と早くに離されてしまうと、噛む加減がわからなくなってしまうという理由もあります。
大人になるにつれて徐々にマシになってきます。
◎子猫の噛み癖についてはこちらで詳しく書いてます
→「子猫でも噛まれると痛い!噛む理由は?いつまで続く?しつけはどうする?」
猫のしつけその4*餌やりの時間を決めたい
これは、ただ単に「その時間にあげるようにする」ということになりますが、
猫は少しづつ何回も食べる動物。
あげた時には半分残しておいて、30分後くらいに残りを食べている・・・
ということもよくあります。
なので、あげた時に残さず食べてくれるかは正直わかりません。
多頭飼いしてると、片方がよく食べていて、もう一匹が残した分も食べてた!
ということもあります。
猫の様子を見ながらになりますが、だいたいは時間決めしてもよいと思います。
やりすぎると、でぶっちょになりますしね(;´∀`)
\だいぶ体重増えたんだよにゃ・・・実は/
猫のしつけその5*カーテンに登らないようにしてほしい
猫を飼っているお宅で、カーテンがバリバリにやられているところも少なくないでしょう・・・
もし登らないようにしつけるとすると、カーテンに登るのがだめなことだと教えなければなりません。
猫に注意するのには、その時すぐにしないと効果がないです。
ちょっと時間が経つと関連付けが難しくなり、なぜ注意されているのかがわからなくなります。
水鉄砲(霧吹き)で水をかける、というのが単純ながら有効。
カーテンを登っている最中に水をかけます。
これを見つけしだい必ずすることで「なんだか知らないけど、カーテンを登るといやなことがある」と認識するようになります。
あとは、
・カーテンに猫の忌避剤スプレーをかける、
・猫の爪を切る
・キャットタワーを導入して高いところに登れるようにする
などの対策はできます。
しつけではなくて、カーテンが破れない対策になります・・・
最終「カーテンをボロボロにされるのは仕方がない!かわいいから許す!」という結論に達している猫好きも多いかと。笑
猫のしつけその6*お手をさせたい
犬の様にお手をする猫って実際にいます!
猫にもそういうしつけができるんですね・・・!!
ごはんと関連付けてしつけたり、クリッカーという道具を使ったりして、お手を教えます。
これについては他に記事を書いていますので、ご参考に!
\お手はできないにゃ/ \めんどうだよにゃ/
まとめ
猫のしつけについて書いてみました。
私の周りの猫好き(私含む)は、猫の自由さを愛しているところがあります。
なので、ある程度のことは許してしまうんですよね・・・
まぁトイレくらいは定められた場所でしてほしいですが!
それくらいかな・・・
実際、ななちゃんてすごい大きな声で鳴きまくるし・・・笑
それでもかわいさが勝っております(家が一戸建てで隣近所とある程度の距離があるっていうのもあるけど)
なかなか猫へのしつけは難しい部分もありますので、ある程度は愛情でカバーしていきましょう!!