こんにちは。
今日は猫のメスとオスでこんなところが違うよね~というところをまとめてみようと思います。
猫を飼っていて、なんとなく知っていることでも改めて書いてみると「ふむふむ・・・」と勉強になりますね。
また、これから猫を飼おうと思っている方の参考にもなるかもしれません。
では、始めていきましょー!
--もくじ--
体格や顔つき
総じて、オスの方が体格が良くがっしりとしており、メスの方がすらりとしています。
猫種によっての違いはあるのでその点を考慮しないといけませんが、例えば同じ親から生まれた兄弟であれば、メスとオスで明らかに体格の差があるということです。
家猫でふくよかに育った場合は実際の骨格がどうとかわからない場合もありますが・・(;´∀`)
顔つきも、オスとメスでは違いがあります。
オスの方が鼻が大きくて男らしい顔つき、メスの方がほっそりコンパクトな顔つきをしていると言われていますが、実際のところかわいらしい男の子もいますよね。
完全な家猫になってしまうと、去勢もしますし、男らしさも少し和らぐのかなぁと思います。
野良猫を見ていると、「ああ、あの子はオスかなぁ。この子はメスだろうなぁ。」と、なんとなくの目安がつくので、野生に近い方が動物本来の形を発揮している気がします。
性格・性質
縄張り意識が強いのはオスで、野良猫の世界では、縄張り争いが激しく行われています。
野良猫見ていると、均衡が保たれている時はよいですが、力のバランスでテリトリーの入れ替えが起こっています。
「いつの間にかあの猫いなくなったなぁ」と思えば、縄張り争いに負けて違う場所に移動したことが考えられます。
餌をいつもくれる場所や人がある場合、そこでは一時休戦。
永世中立国のスイスみたいなもんでしょうかww
家猫であっても縄張り意識はありますが、家猫歴が長ければ長いほど、同居猫のことも認めて生きるようになることが多いです。
外とは違って場所が狭いですし、一緒に生きていくことが前提の世界ができあがっているので、ある程度許容して生活していくようです。
ただ、毎日のパトロールはオスは必ずしますね。
家の中で、見回りをして、「今日も良し!」みたいな感じです。
朝・晩とか、数回とか、同じ場所を同じように見回ります。
なんだか頼もしい・・
メスは、オスのような強い縄張り意識が持っていないようです。
子どもを産み育てる場所として安全な場所を確保することはありますが、常に縄張り争いをしているオスとは違います。
家で飼う場合も、メスの方が多頭飼いがしやすいと言われているのは、縄張り意識が強くないことが影響しています。
性格は、基本的にはオス猫の方がやんちゃで遊び好き、行動的。大人になるにつれて独立心が強くなります。
これも、オスとして独り立ちしていく方向にいくことが野生の常であるからです。
去勢をすると、大人にはならない半分子供のような性格になるので、いつまでもやんちゃな性格でいることも多いです。
メス猫は独立心というよりは、しっかり者が多い印象。
オスよりもメスのほうがどっしりとしたところがあるのは、人間と同じかもしれませんw
気分屋の子やクールな子、おっとりした子など色々いますが、オスメスの差というより、猫種差や個体差も大きいですね(*´з`)
\人間もみんな性格が違うんにゃ??/
飼いやすいのはどっち?
私が今まで猫を飼った経験上でいくと、飼いやすさはオスより若干メスの方が軍配が上がるかな?という印象です。
まぁ、オスの方がやんちゃな子が多かったですが、メスでも好奇心旺盛な子もいるので、性別でぱっきり分けるのも難しいですけども。
性別よりも、猫種の差の方が大きいように思いました。
現在、雑種(キジトラ)とスコティッシュフォールドを飼っていますが、おっとりさ加減は雲泥の差くらいあります(*´Д`)
動きの速さも鳴き加減も、キジトラのななちゃんはわちゃわちゃしていますが、スコティッシュフォールドのゆきちゃんはゆっくりおっとり。
こんなに違うんだなぁ・・とこちらも驚くほど、猫種での性格は違います。
猫は種類によって性質が変わるので、飼いやすさに不安があるなら、性別よりもそちらを考慮した方がいいかも?
ただ、おとなしかろうとわちゃわちゃしてようと、どんな子もみんなかわいいので、ご安心あれ!
寿命
オス猫とメス猫で、基本的に寿命の差はありません。
家猫の場合は気にしなくていいです。
野良猫の場合は、オスよりもメスの方が長生きと言われていますが、それはオスの方が縄張り争いのために喧嘩をすることが多く、ウイルス感染をしやすいからです。
猫の寿命を大きく左右することは、ウイルス感染や猫種個体がなりやすい病気です。
家猫でも、外に行く習慣がある場合は、外出先でウイルスに感染してしまうこともあります。
完全室内飼いの猫は、その心配がないので、最近は20歳を超える猫も増えています。
\長生きっていいことにゃね~/
避妊・去勢手術
メスは避妊手術、オスは去勢手術になります。
家で飼う場合や、地域猫として繁殖を抑制する場合に手術を受けることになります。
オスは精巣を取る手術、メスは卵巣と子宮を切除します。
望まない繁殖を抑止すると共に、その性別特有の病気の予防にもなります。
手術後は、オスメスともに太りやすくなりますので、食べ過ぎや運動不足には注意が必要です。
☆2019年に、去勢手術と避妊手術を受けた時のレポ、貼っておきます
→「猫の去勢手術体験記*費用・時期・値段。絶食はいつから?」
→「猫の避妊手術レポート*日帰りできる?抜糸までの日数は?費用は?」
かかりやすい病気
オス猫特有の病気
精巣腫瘍
ごく小さい子供の頃に、両側もしくは片側の睾丸が見られないことを、停留睾丸(精巣)といいます。
この場合の精巣は、正常なものと比べて腫瘍ができやすいとされています。
腫瘍ができやすくなる中高齢になるまでに、おなかや皮膚の中に隠れている睾丸を摘出する手術をすることが勧められています。
だいたいは去勢手術と同時に行います。
睾丸がもともと正常な場合は腫瘍ができる可能性は低いようです。
下部泌尿器疾患
尿道や膀胱に関係する疾患を総称して「下部泌尿器疾患」といいます。
オスは尿道が細長くて、カーブしている箇所もあって先端も細いです。
このため、メスよりも尿道がつまりやすいのです。
尿路結石症になりやすい子もいて、中高齢期には特に注意が必要です。
お水を十分に飲む習慣や、肥満にならないことも大切です。
メス猫特有の病気
乳腺腫瘍
10万頭につき25頭という割合で発生するので、割合としては高くありません。
未避妊のメス猫で、10~11歳頃に起こることが多いとのこと。
乳房のあたりか、その皮下にしこりができます。
ひどい時はその他の臓器に転移することもあります。
避妊手術により、99%は予防できるようです。
子宮蓄膿症
子宮内で細菌が増殖してしまう病気です。
陰部から膿が出てくることもあります。
よく水を飲むようになり、多く排尿をするようになるのが兆候のひとつです。
手術で、膿の溜まった子宮・卵巣を取り出して洗浄します。
早期発見・早期手術をすることが大切な病気です。
こちらも、避妊手術で予防可能なので、飼い猫の妊娠を考えていない場合は早めの避妊手術がおすすめです。
\なんだかお日さまがあたって暑いにゃ・・/
まとめ
今回は猫のオスとメスの違いについて書いてみました。
いかがだったでしょうか?
改めてまとめてみると、色々と違いはありますね!
でも、どちらが好きってことはないですね。
猫はオスでもメスでも魅力がいっぱいなので、これから飼う方のご参考になれば幸いです。