猫を一匹飼いしていて、「二匹目をお迎えしたい!」という気持ちになる方は多いと思います。
うちも、2019年2月に二匹目の猫をお迎えしました。
ちなみに、仲良くなるまでの記録はこちら
→「実録!多頭飼いの始まり。先住猫と新入り猫が仲良くなるまでの一ヶ月半。」
今回は、二匹目を飼うまでに知っておくこと・心構えについて、まとめてみました!
若ければ若いほど順応性が高い
二匹目を迎えるなら、スムーズに慣れてくれるのはもちろん子猫。
若ければ若いほど慣れるのが早いです。
先住猫も若いとより良いです。
子猫同士なら、遊び相手としてじゃれあいながら仲良くなることができます。
大きくなるほど、縄張り意識が強くなるので、仲良くなるのに時間がかかります。
相性が良い「年齢や性別」の組み合わせは?
あくまで目安になりますが、年齢や性別で、相性が良さそうなのはどういう組み合わせなのかを調べてみました。
成猫のメス同士や、避妊・去勢を終えたオスとメスは、比較的トラブルがないと言われています。
成猫のオス同士は縄張り意識が強いため、喧嘩しやすいです。
高齢の猫と子猫、の組み合わせも、子猫の活発さに高齢猫がついていけず、体調を崩してしまうことがあります。
また、猫の種類によって性格や運動量に差があり、なるべく似た気質の猫を選ぶのがスムーズに生活できそうです。
うちは、雑種(キジトラ・オス・8か月)とスコティッシュフォールド(メス・一歳半)という組み合わせでした。
先住猫のキジトラが運動量が多く活発、スコティッシュフォールドがおとなしく運動量が少ないので、全然違うのですよね。
最初の頃、キジトラがじゃれ合おうと飛びつくと、スコちゃんは嫌そうでした。笑
でも、仲良くはしていて、そのうちスコちゃんの方に筋肉がついてきまして・・・
スコちゃんは保護されていた間に運動があまりできなかったと思うのです。なので、筋力が落ちていたみたい。
とは言え、体重が増えた現在も、スコちゃんの方が運動量は少ないですね
でも、こればっかりは出会いですからね・・・
出会ってしまったら、「その子」ですから!
相性は最終、会わせてみないとわからないものです・・・
\あたしら、運動量が全然違うんだにゃ・・・/
二匹目を飼うために準備するもの・あるとよいもの
隔離のためのケージ
最初は新入り猫と先住猫を分けるためにケージを用意しておいた方がいいです。
部屋ごと隔離する場合は必要ないかもしれませんが、ひとつあると、不測の事態にも対応できますので、とりあえず準備しておいて損はないです。
トイレは猫の頭数プラスひとつ
猫が二匹以上になるのであれば、トイレの数は「猫の数+ひとつ」が理想です。
他の猫のにおいがついているトイレを使いたくない猫もいますし、トイレが汚れるのもより早くなりトイレの数が複数あれば選んで用を足すこともできますよね。
とは言え、うちの猫たちは同じトイレを平気で使いますので、猫によりけりです。
うちは猫二匹に対してトイレはふたつです。
ある程度の広さの家
できれば、最初は新入りと先住猫の部屋をわけられることがベスト。
もちろん、すぐに仲良くなるケースもありますが、慣れるまで時間がかかることを想定しておく必要があります。
最悪、それぞれが一階と二階で別れて暮らす・・・ということもあり得るので、いくつか部屋のある家の方がいいです。
先住猫と新入り猫の理想的な会わせ方
いきなり対面させるのはNG。
できれば、最初は新入り猫を別の部屋に隔離。
先住猫が、新しい猫の匂いと気配に慣れ、少しづつ対面させる時間を増やしていくのがよいです。
急いですり合わせようとすると、ストレスで体調を崩すこともあります。
慎重に進めるのが理想的です。
◎詳しくは、実際の記録をどうぞ
→「実録!多頭飼いの始まり。先住猫と新入り猫が仲良くなるまでの一ヶ月半。」
\なんでも慎重にするのがいいにゃあ/
何をする時も先住猫を優先!
新入り猫の方を構いたくなりがちですが、先住猫のストレスを招かない様にすることが必要です。
今まで独り占めだった飼い主の愛情が二分していまうのは、不安に感じることでしょう。
新入り猫の事を敵視してしまうこともあります。
食事や遊びや抱っこ、全て先住猫を優先してあげてください。
先住猫が見ている前で、新入り猫をかわいがるのも、初めのうちは避けた方が無難です。
そうすることで、新しい猫がやってきたけれど、どうやら大丈夫そうだ、ということがわかってくることでしょう。
先住猫が安心することで、新しい猫ともよりスムーズにうまくいく可能性が生まれます。
先住猫が豹変する可能性もある。ストレスで体調を崩すことも。
その猫の性格にもよりますが、今まで一匹で暮らしていたところに、見知らぬ猫が自分の縄張りに入ってくることが強いストレスやショックを与える場合があります。
・今までは飼い主に甘えてきたのに、全く甘えなくなるどころか、飼い主まで威嚇される・・・
・聞いたことのない鋭い声を上げる、見たことのない攻撃的な行動をする・・・
といった事態も起こり得ます。
その時、猫だけでなく、飼い主も大きなショックを受けたり、ストレスを感じることになります。
縄張りを侵され、飼い主を取られたように思うストレスから体調を崩す猫もいます。
新入り猫も新しい環境になれるまでは、体調が不安定になるかもしれないので、ダブルで病院通いということも。
二匹目を迎えるのは、できれば、仕事が忙しくなかったり、時間に余裕がある時期にしましょう。
\最初は気を付けてほしいにゃ/
最終的に、仲良くならないこともある
ネットでたくさん調べて、用意周到に進めていっても、最終的に仲良くならなかった・・・
ということもあり得ます。
反対に、最初から対面させても、すぐに仲良くなった、ということもあります。
こればっかりはわからないのですよね(;´∀`)
仲良くはならなくても、同居猫として存在を認めることができれば、同じ空間で生きていくことはできます。
二匹目を飼ったことを後悔しないために
仲良くないのは想定内!!
ぐらいに心に止めておいた方が気持ちが楽です。笑
最初は、どの猫でもナーバスな時間が続きます。
そういう時に、「これくらい想定内!」と心静かに見守ることができるとよいですね。
先住猫が神経質になってしまったのを見て、自身もナーバスになってしまう飼い主さんも多いかと思います。
何を隠そう私もそうでした。
飼い主として、ドーンと構えておきたいものですね・・・
\今はもう慣れてきたにゃあ/
譲渡会や保護団体であればトライアルがあるところも
譲り受ける団体によって色々ですが、審査に通ったら「トライアル」と呼ばれるお試し期間が設けられていることがあります。
先住猫と本当に合うのか?ということもトライアル期間にゆっくりと判断することができます。
保護主さんからのアドバイスももらうことができますし、安心して猫を飼うことを検討できるかと。
まとめ
二匹目を飼う前に知っておくことについて書いてみました。
猫って野生本能が残っている動物ですから、縄張りを侵されると、とてもナーバスになります。
最初がね・・なかなか大変です。
何匹も飼っている方なら「あるよね」とおおらかに受け取れられますが、二匹目ということはこれが初めての経験ですから、とまどうことが多いかと思います。
飼ってしまってから後悔するよりは、前もって覚悟しておいた方が気が楽なはず!
そして、無事仲良くなったら、喜びは倍になるでしょう。
二匹目を検討中の皆様のお役に立つ記事になれば幸いです。