あれ?猫に白い粉みたいなものが・・・っていうことありませんか?
それは「フケ」かもしれません!
フケがなぜ出るのか?取り方は?防止はできるのか?
などなどまとめてみました。
猫のフケの取り方はどうしたら?
こまめにブラッシングをする
ブラッシングは、長毛猫なら一日2回したいところです。
短毛でも、フケが出やすいのであれば毎日してあげてもいいかもしれません。
ブラッシングすることで血行がよくなる効果も期待できます。
あまり強くブラッシングすると皮膚を傷つけてしまいますので、適度に。
長毛猫用ブラシ
長毛猫はできれば毎日ブラッシングしてあげたいです。
フケが出ているならなおさらですね。。
ペティオ (Petio) ネココ 長毛種用 スリッカーブラシ
短毛猫用ブラシ
短毛猫用のブラシもご紹介しておきます。
長毛猫と短毛猫がいるのであれば、ひとつあれば共用できる場合も。
ペティオ (Petio) ネココ 短毛種用 スリッカーブラシ
☆ブラッシング関連記事
→「長毛猫の毛のお手入れどうしてる?ブラッシング・シャンプー・毛玉」
シャンプーをしてあげる
基本的に猫は定期的なシャンプーは不要な動物です。
ただ、フケがどうしても出やすいのであれば、シャンプーをして清潔に保ってあげるのがよいです。
シャンプーした後は、しっかりすすいでシャンプーの成分が残らないようにして、ドライヤーもきちんとかけてあげましょう。
生乾きだと風邪をひく原因にもなりますので。
お風呂が無理なら拭いてあげるだけでもいいですね。
猫用の低刺激シャンプー
●マウント.ウッド CDCペットシャンプー 全犬猫種用 300ml 泡ボトルタイプ
国連の世界基準を約6倍超える食品レベルの安全性と、レンジの油汚れを落とす優秀な洗浄力を初めて両立したシャンプー。
●低刺激 泡で洗う オーガニック ペットシャンプー NICO (100mlあわあわセット)
着色料、合成香料、合成防腐剤、石油系界面活性剤、 シリコンは一切使用していない天然成分配合の弱酸性シャンプー。
フケを防止するには?
加湿器を導入する
もし、肌の乾燥のためにフケが出ているのであれば、部屋が乾燥しないようにする工夫が必要です。
加湿器が手っ取りばやいですね。
あ!加湿器はオススメですが、最近はアロマディフーザー付きのものも多いですよね。
アロマの香りは猫に有害なこともありますので、その点はご注意を。
◎香りについて詳しくはこちらを
→「猫の好きな香り、嫌いな香り。アロマは安全or危険?症状は?」
ストレスが溜まらないようにしてあげる
ストレスでフケが増えるということもあります。
どういうことでストレスが溜まるのかは、環境やその猫によって違うので「これ!」と言うことはできませんが、遊んであげたり、トイレを清潔に保ったり、隠れられる場所を作るなど、普段の生活でできることをしてあげるとよいかと思います。
うちのゆきちゃんも、保護猫カフェから来た当初はフケが・・・
保護猫カフェでは、たくさんの猫が必然的に同居しないとならないわけなので、絶対にストレスもあったと思います。
今は改善しましたよ。
猫のフケ、原因は?
肌が乾燥している。特に冬に多い?
肌の乾燥は人間でもしますので、想像がつきやすいですよね。
かく言う私も冬場は肌が乾燥しやすいです。
猫も同じで、冬場に乾燥した室内にいると、古い皮膚がはがれやすくなります。
そのせいでフケが発生してしまうということです。
乾燥肌の猫が年々増えているという話もありますので、割と多く見られるかもしれません。
乾燥が原因の場合はお部屋の加湿!
加湿器を導入するなど、お部屋が乾燥しすぎないようにして頂ければ防止できそうです。
また、こまめなブラッシングも乾燥からのフケを減らすことができるようなので、加湿と合わせてやってもらうといいかもしれません。
シャンプーの洗い残し
これは意外と盲点だな~と思いました。
なぜなら、猫をお風呂に入れるのってすごーく大変ですよね。
ごく一部のお風呂好きの猫は問題ないですが、大多数がお風呂嫌いでしょう・・
猫はあまり洗う必要はありません。
けれど、洗わねばならない時もありますし、そのおうちの方針上定期的に洗っていることもあるでしょう。
その際にすすぎが足りていなくて、シャンプー剤が肌に残ってしまっている、ということが・・・ありそうです!!
嫌がって嫌がって、ササっと済まさざるを得なかったら、そういうことありそうだなと。
そして、ドライヤーももれなく嫌がりますので、笑
ある程度乾かして、あとは自然乾燥にしてしまうのもあまりよくありません。
せっかく洗うのなら、すすぎをしっかり、ドライヤーもきっちりしてあげるのが吉です。
◎お風呂関連なら・・・こちらの記事もどうぞ
→【かわいい猫動画*お風呂編】お風呂は好き?嫌い?暴れる?
→【猫の癒し動画】猫はドライヤーが好き?嫌い?慣れてる猫~パニックになる猫まで
フケが出やすい体質・ストレスも
まれに、新陳代謝が活発だったり、フケが出やすい体質の猫がいるようです。
ストレスで心身のバランスを崩したり、高齢になって乾燥肌になってフケが出ていることもありますし、病気も考えられるので、一度受診してみることがオススメです。
フードが合っていない・食物アレルギー
現在食べているキャットフードが体質にあっていないと、フケが出ることもあるようです。
フケ以外にも、便の状態が安定しなかったりということもあります。
この場合、フードを合うものに変えると改善します。
うちの猫(ななちゃん)はフケではなくて便がずっとゆるかったので、何かのアレルギーがあるのかと、フードを変えたら改善しました。
ゆきちゃんは、うちに来た当時はフケが出ていて、同じフードを食べさせ始めてしばらく経ったらフケも出なくなり毛の艶もよくなりました。
ちなみに、FINEPET’Sのキャットフードで改善されました!
今も定期購入しています。
☆詳しくはこちらの記事で書いています
→「毛並みがよくなる!おすすめキャットフード☆ファインペッツ☆口コミ・評判はどう?」
春になるとフケが出やすい?→換毛期のせいかも
3月と11月に、古い毛が抜けて、新しい毛に生え変わるのが換毛期です。
猫がみんなこの時期にフケが出るわけではありませんが、毛と共に古い角質も剥がれ落ちて、フケになるということもあるようです。
もし、換毛期にいつもフケが増えるのなら、そういう体質の子なのでしょうね。
スタッドテイルによってしっぽの付け根が炎症を起こしている
スタッドテイルというのはご存じない方が多いかと思います。
これは、去勢していないオスに起こる可能性のある病気です。
しっぽの付け根にある「尾腺」という組織に炎症が起こるものです。
原因はいくつか考えられます。
・男性ホルモンが関係している
・遺伝である
・マラセチア菌(脂漏症の原因菌)が関係している
投薬治療や食事療法、去勢などで改善することもあります。
命に関わる病ではないのですが、これが原因でしっぽがべたついたり、悪臭がしたり、大量にフケが出ることがあります。
しっぽの付け根のあたりに何か炎症を起こしている様な箇所があるようなら、病院で診察を受けましょう。
ツメダニに寄生された
ツメダニに寄生されると脱毛したり、大量のフケが出ます。
かゆさはそれほど感じないそうです。
ただ、人間にうつるとかなりのかゆみを伴うようなので、要注意!
治療はダニを殺す薬を使います。
あとは猫の寝床を清潔にすることも必要。
皮膚糸状菌症(猫カビ)
我が家も相当格闘した、猫カビ。
猫カビでも、フケが発生することがあります。
免疫が落ちている猫や、子猫・高齢猫がかかることが多い病気で、脱毛でハゲたり、赤身のある発信、フケ、かさぶたができたりします。
うちの場合、かさぶたがひどすぎてフケのことは覚えていません(;´∀`)
完治までに長い時間がかかるので、とにかく早期発見、早期治療をおすすめします!!
◎猫カビ闘病記の記事はこちら
→「猫カビ(真菌症)かさぶた状態から完治するまでの記録」
疥癬(かいせん)
これもねー!!昔飼っていた猫が発症して、悪化して大変でした(;´∀`)
確かにフケもかなり出ていました。
疥癬は、ネコショウセンコウヒゼンダニというダニが寄生することで起こる病気。
激しいかゆみと、発疹、フケ、かさぶたが出来ます。
うちの猫は、最初に行った病院で誤診があり、かなり悪化してしまって、新しい病院に連れていって疥癬が発覚。
隔離+投薬、掃除も大変でした。
一匹で飼っていたのでまだよかったですが、多頭飼いの場合はうつらないように神経使いそう・・・
こちらも早めに病院で受診することを超絶オススメしたい病気です。
☆詳しくはこちらで書いています
→「疥癬(かいせん)症になってしまった猫のケンちゃんの話*人にもうつる皮膚病」
ニキビダニ症(毛包虫症)
猫の体にいるネコニキビダニが原因で、フケや脱毛、かさぶたができたりする病気。
子猫や若い猫は比較的治りやすく、高齢の猫が発症する場合は他に元々持っている病気と関係していることがあるそうです。
薬浴やダニ駆除薬の投与により治療します。
野良猫の場合、シラミの可能性も
家猫ではまずないのですが、野良猫の場合はフケの原因が「しらみ」だったということもあります。
「ネコハジラミ」というのがよく見られます。
かゆみもあり、フケもたくさん出ます。
猫同士ならうつりますが、人間への感染はないと言われています。
まとめ
うちの二匹目のゆきちゃんも、保護猫カフェからもらってきた当初は少しフケが出ていました。
でも、今は出ていないようです。
フードを変えたり、環境が安定してストレスがなくなったからかなぁと推測しています。毛並みもとってもよくなったんですよ~
フケが出ていたら、季節的なものなのか様子を見てあげたり、かゆそうなら病院に連れていったり、加湿してあげたり、その子にあった方法で対処してあげれるといいですね。
不潔なのも影響するので、猫の寝床も適度なお掃除を!