家の中だけで飼っていると、窓越しに外を見ていたりしますよね。
飼い主の気持ち的には、外に出してあげたい気持ちもありながら、複雑なところです。
そんな時、ベランダを有効活用しているお宅もあります。
ベランダがそのままだと落下や脱走など悩みが尽きませんので、もちろん、工夫は必要になって来ます。
--もくじ--
ベランダの改造が必要
猫をベランダに出してあげたいな~と思った時に、最も安全なのはベランダを改造すること。
そのままの状態では、脱走や落下の危険性があります。
改造と言っても、フェンスを張るだけというレベルから、大工さんに頼むレベルまで様々です。
自分で作るDIYでも可能ですが、隙間ができていて猫がフェンスの間をすり抜けてしまったり、強度の弱いものならフェンスをやぶって逃走することも考えられます(猫の性格にもよりますが)
逃げる隙間がないよう頑丈にきっちり作るか、大工さん・専門業者さんに頼むかですね。
また、特に改造せずにベランダに出す場合はハーネスをつけて飼い主さんが見守りつつ散歩させる方法や、ケージごとベランダに出してしまう方法もあります。
自分でDIYしてみる
大規模な工事でなければ、DIYも可能です。
ワイヤーネットをつなげて作ったり、ネットを張ったりすれば、猫の脱走を防ぐことができます。
隙間があると猫が出ていってしまうので、きっちり作りましょう。
100円ショップのワイヤーネットを利用したのはこちらの動画。
猫たちも制作過程に興味津々!
これは海外の画像だけど、やり方は似ていますね。
構造としては簡単なので、同じようなパーツがあれば真似できそうです。
pins
こちらは、いわゆるフェンスですね。
猫たちがベランダにできたスペースで気持ちよさそうにしているのが印象的な動画。
フェンスを取り付ける前に、屋根もDIYで付けられたみたいで!すごいっ
作り方も丁寧に説明されていますので、初心者さんも参考になりそうです。
プロに頼んでベランダを改造する
こちらの画像は、業者さんによるリフォームですので、大工さんですね。
猫専用のリノベーションを施した賃貸マンションとのこと。
ベランダ以外の箇所も凝ってました(*´Д`)
こちらの画像は、木枠もついていてしっかりしていますね!
猫共生住宅というのをおすすめしている業者さんのようです。
できれば柵ではなく、天井まで隙間なくネットを
猫はかなりジャンプ力があるので、できれば天井までびっしりネットを付けるのが理想です。
柵のように天井まで届かない場合は、できるだけ高く!
その猫のジャンプ力がどこまでいけるのかを考えて作って下さい。
とは言え、爪をひっかけて登ってしまう場合もあるので、高層階で柵のタイプは危険かな・・・
すごすぎる改造例
本格的な改造もありました!
これはDIYなのか!?真似できなさそう・・・!?
この道はどこに続いているのでしょうか・・笑
これだけのものがあれば、猫ちゃんたちも退屈しませんよね。
pins
ベランダというよりテラスですが!
なんて素敵なんでしょう・・・うっとりします。
pins
情熱と技術と体力のある方には、ぜひこれくらいのものもチャレンジしてみてほしいです!笑
改造が無理ならケージごと出してみる
大きめのケージをお持ちの方なら、ケージごとベランダに出してみるのも良いです。
それなら逃走もされませんし、外の空気も感じられますよね。
ケージごと出した場合は猫はケージから出られないので、もし直射日光が暑すぎたり、温度が寒すぎたりしても移動ができません。
その辺は気を付けてあげて下さい。
↓ケージごとベランダに出している例
大きめのケージなら、お外の解放感をちょっとでも味わえるかも・・
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ハーネスをつけてベランダに出す
ベランダは改造できないし、大きなケージもない・・・
でも少しは出してあげたいな、という場合は、ハーネスをつけて散歩感覚でベランダに出してみる方もいます。
必ず飼い主さんは見ていてあげて下さいね~
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猫をベランダに出すメリット
日光浴や外の風を感じることができる
猫は本来は外で生活していたので、やはり外に出たがったり、外の様子が気になったりするものです。
ベランダに出ることができれば、新しい刺激を感じることができることでしょう。
行動できる範囲が広がる
ベランダのスペースが増えるということは、猫にとっては自分の行動できる範囲が広がるということになります。
パトロールする場所や遊ぶ場所が増えて、猫にとってはより快適な生活につながります。
トイレをベランダにも設置できる
ベランダなら掃除がしやすいな・・という方もいると思います。
そういう方は、猫の行動範囲がベランダにも広がれば、そこにもトイレを設置することができるので、掃除が楽になり清潔を保ちやすいかもしれません。
猫をベランダに出すデメリット
脱走してしまう
ベランダから脱走してしまう可能性があります。
マンションであれば、ベランダから隣のお宅に行ってしまうことも・・
ベランダづたいに他のおうちに入ってしまった場合は、お願いしてお宅に入れてもらって捕獲、ということになるため大変です。
お願いしてもたついているうちに隣のおうちに入ってしまった!という壮大な追いかけっこになったりもします。
見えるところにいてくれればよいですが、脱走して家から離れたところまで行ってしまうと広く捜索に行くことになりますね・・
転落してしまう
1階や2階なら着地して怪我はないでしょうが、3階以上になってくると、着地に失敗したり、着地できても負荷が大きくて負傷してしまうことがあります。
高層階にお住まいの方は特に気を付けましょう。
フェンスを付けたとしても完全ではない
ベランダにフェンスをつけたから大丈夫!
と油断していたら、突破して脱走してしまった・・・ということもあります。
特に、自分で作った場合に起こることだと思われます・・
一階や二階なら、脱走しても怪我をすることはありませんが、三階以上になってくると、転落して怪我をしたり最悪死に至ることも・・・
更に外に興味を持つ
猫は元々行動範囲が広い動物なので、ベランダにも行けるということが習慣になれば、もっと行動範囲を広げたいと思う猫も出てきます。
もちろん、ベランダで満足する猫や、ベランダに興味がなく家の中が好きな猫など、様々な性格の猫がいることでしょう。
中には、非常に好奇心が強くて、どんどん行動範囲を広げたい猫もいるのですよね・・
いつでもベランダに出たがるようになる
猫によっては、ベランダが気に入れば「出たい!」という要求が多くなることもあります。
四六時中窓を開けているわけにはいかないので、人間が対応できる時だけになるわけですが、それでも出たいと鳴き続ける子もいます。
\お外って気になるにゃね~/
そもそもベランダの改造ができないマンションもある
ベランダに猫を出してあげたい!という思いがあっても、住んでいるマンションの規定により叶わないことがあります。
マンションの規約を確認する
・ベランダは共用スペースとして認識されており、猫をベランダに出すことを禁止している
・景観を守るためにネットを取り付けることができない
といった規約があることも。必ず確認しましょう。
マンションの隣のご家庭にも確認する必要がある
隣の家の方が猫アレルギーだったり猫嫌いだったりすると、ベランダに猫が出ることをよく思わないかもしれません。
また、猫のことを好きな人だったとしても、一応説明はしておく方が安心です。
一戸建てだったら気にしなくてもよいのですが。
マンションだと周りの方との対話も必要になってきますね。
\まわりの人にもちゃんときいてにゃ/ \大事にゃね/
まとめ
猫をベランダに出す際の注意点について書いてみました。
私はDIYなどできない人間なので、できる人のことは尊敬のまなざしで見てしまいます。
(挑戦しないだけという説も・・・笑)
金銭的に余裕のある方は、手っ取り早くプロに相談しちゃったら早いですね。
猫ちゃんのためにベランダの改造をしてしまう人って、本当~~~に猫たちを愛していて、猫たちのことを考えているんだと思います。
幸せな猫ちゃんがどんどん増えますように。
でも、脱走や転落にはくれぐれも注意してね!