猫の肛門腺(こうもんせん)絞りとは?臭い?肛門腺が破裂することも?

肛門腺(こうもんせん)ってご存じでしょうか。

実はうちのななちゃんも小さい頃に一度、肛門腺をしぼってもらったことがありました。
(すっかり忘れてたけど・・確かにしましたね)

今回は、猫の肛門腺絞りやそれに関係することについて書いていきますね。

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肛門腺とは?

猫ちゃんの肛門の左右にある袋状の腺のことを「肛門腺(こうもんせん)」といいます。
正式名称は「肛門嚢(こうもんのう)」
肛門の横にちょんっとあるのを見たことがある方もいるかもしれません。




猫だけでなく、スカンクやいたちなど他の動物も肛門腺があります。
スカンクやイタチは、追い詰めれるとくさーーーい最後っ屁をして敵を撃退しますが、あれも肛門腺から排出されています。
ほんとーーーーにくさいですよね、あれは。

くさいというより、臭いが取れなくなって敵の心身を弱らせるくらいのすごいものです。武器のひとつと言っても過言ではありません。

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猫の肛門腺はスカンクやイタチとは違って、そこまでの破壊力はないです。
よく、猫たちがご機嫌うかがいの際に肛門をにおい合っていますが、あれは肛門腺の匂いをにおっています。

また、猫も怒った時に肛門腺から分泌物が出ることがあります。
スカンクほどではないですが、なかなか強いにおいを発します。

肛門腺の小さな袋の中に、においのある分泌物をためているのですね。
普段は、ウンチの時に一緒に排出されるので、しぼったり特別に何かする必要はないです。




肛門腺絞りとは

何らかの理由で肛門腺からスムーズに分泌物が排出されなくなった時に、人為的に絞って出すことを「肛門腺絞り」といいます。

問題がなければ、ウンチをする時に自然と排出される肛門腺液。
それが出なくなってしまうというのは、どういう状態なのでしょうか。

アイコン運動不足や水分不足の時
アイコン高齢の猫
アイコン生まれつきの体質
アイコン下痢によってふさがっている

だいたい、こういった理由で、肛門腺が詰まることがあるようです。

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猫の行動からわかる肛門腺の詰まり

まず最初におかしいな?と飼い主が思う症状としては

猫 アイコンおしりをズルズルと床に擦り付ける動作をする(「おしり歩き」とも言われる)
猫 アイコンウンチが数日出ていない
猫 アイコンおしりをしきりに気にしてなめている
猫 アイコン食欲がなくなっている
猫 アイコン元気がなくなっていたり、すみっこに隠れていたりする

こういったことで、おかしいな?と思われるはずです。

冒頭に、ななちゃんが幼少期に病院での肛門腺しぼりをされた、というお話をしましたが、これもしきりに「おしり歩き」をしていたからです。
床に肛門を擦り付けるので、便がゆるかったこともあるのか、床も汚れました。

病院に行ったところ、念のため肛門腺しぼりをされました。。
でも、その時は「あまり溜まってないね」とのことで、単純に下痢気味で肛門あたりがかゆかったのかもしれないです。

その後、フードの変更などにより下痢が改善されて、それからおしり歩きはしなくなりました。

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肛門腺が詰まるが詰まるとどうなる?

このように、肛門腺の詰まりというのが見受けられた時は、はやめに病院に連れていって診てもらいましょう。

細菌感染や炎症を起こすと、肛門嚢炎・肛門腺破裂を引き起こすこともあります。

座れなくなったり、おしりから悪臭がしたり、肛門あたりが赤くはれたり・・
という症状が見られたら、肛門嚢炎かもしれません。

肛門嚢炎・肛門腺破裂

肛門嚢炎とは、肛門腺(肛門嚢)が炎症を起こし、膿が溜まってしまった状態。

そのまま進むと、肛門嚢が破裂して、肛門周りの皮膚がやぶれて穴が開くことも・・・

破裂してしまった場合は、残った分泌物の絞り出し、消毒、痛み止めや抗生物質投与、という治療になります。
完治まで1か月くらいかかります。

ひどい場合は外科手術も必要だそうです。
そうならないように、できるだけ早く気付いてあげたいですね。(痛いですしね・・涙)

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肛門腺しぼりのやり方

前述したとおり、通常の状態の猫ちゃんなら肛門腺しぼりは必要ありませんので、無理にすることはないです。

ただ、生まれつき分泌物の排出がスムーズでない体質の子や、高齢であったり、なりやすい猫は定期的な「肛門腺しぼり」が必要です。

最初は病院で先生にやってもらうのがいいですが、コツを教えてもらったり、ご自宅でもできそうだなと思われた方は、ご自身で肛門腺しぼりをされているようです。

動画でわかりやすく説明してくれているのがいくつかありますので、貼っておきますね。

ちなみに、肛門腺の分泌物は、液状であったり粘土状であったり、色はうすい黄色~茶色~灰色と、さまざまだそうです。

肛門腺の位置も、その猫によって少しついている箇所が違ったり、しぼりやすい子、しぼりにくい子がいるので、千差万別ですね。

ちょっと自分では無理だなという方は、まずは病院でやってもらうのが良さそうです。

トリミングサロンでやってもらえるところもありますので、そういう場所も大丈夫そうな猫ちゃんなら検討するのもアリです。




まとめ

今回は、猫の「肛門腺」「肛門腺しぼり」について書いてみました。
いかがだったでしょうか?

肛門腺の破裂・・・考えただけで痛そうなので、早期発見をして、破裂までいかないようにしてあげたいものですね。

おしり歩きは一見可愛くも見えるのですが、肛門周辺に違和感があってやっていることなので、気を付けてあげましょう。

何か参考になれば幸いです。

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