怪我をした際など、患部をなめてはいけない場合に、装着しないといけないのが「エリザベスカラー」です。「ネッカー」とも言います。
首に装着する、まるでエリマキトカゲのようなグッズ、見たことがある方も多いかと思います。エリザベスカラーについては、自分の経験も交えながら書きたいと思います。
\病気の時はしかたないにゃ/
エリザベスカラーに意外とすぐ慣れた
うちで飼っている猫は、生後3週間で非常に悪い状態で発見され、ノミやら寄生虫やら色々ありましたが、一番ひどかったのが「猫かび」でした。
他の記事でも書きましたが、前足がかさぶた状態になり、たいへんひどい状態でした。
最初は「怪我をしているのかな?」と思ったのですが、病院で菌を培養してもらったところ悪化した「猫かび」だということが判明しました。
◎猫カビについてはこちらに詳しく書いています
→「猫カビ(真菌症)かさぶた状態から完治するまでの記録」
前足なので、すぐに舐めてしまいます。
それだと傷が治らないため、生後1か月ほどでやむなくエリザベスカラーを付けることになりました。
(↓こんなかわいいエリザベスカラーも売ってます。 うちは病院で買った透明のものでした)
SunGrow Pet Cute Comfy Cone ストレスフリーリカバリーカラー
生後一ヶ月なので相当体は小さく、一番小さいサイズのエリザベスカラーでも大きいくらいでした。
装着した最初の一日目は首が重いのでヨタヨタと歩くしかなく、見ているだけでかわいそうだったものです。
しかし、2日目~3日目にはもう慣れて、カラーをつけたままでも走り回っておもちゃで遊べるようになりました。動物は非常に順応が早いですね。
\結構すぐに慣れたにゃ/
エリザベスカラーを付けて困ったことその1・食事
カラーを付けたことで不自由になったことその1は食事です。
それまで使っていた、平たいお皿では食べることができません。(カラーの方が顔より前に出ているため)
高さと傾斜を付けた猫用のお皿も売っていたのですが、当初そこまでカラー生活が長引くとは思っておらず(最終的に一ヶ月半はつけていました)それは買いませんでした。
最近は、猫がフードを食べる時の姿勢も気にする方が多くなったのか、傾斜付きの食器がたくさん売っています。
エリザベスカラーを付けての食事にも活用できそうです。
(↓食器の下に設置して高さを出す、専用台も売ってます。)
◎アニーコーラス ペット用品 グルメフリーテーブル150 アニーコーラス
Amazonで見てみる
様々な猫グッズを出しているnekozukiさんでも、こういった商品が・・・!
◎食器台 猫 エリザベスカラー 専用 まんま台 南部鉄器
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こんな感じで、エリザベスカラーをしていても食べやすいです。
猫壱さんのウォーターボウルもおすすめ!
足つきで、重量も重めです。お水はこれでOK!
おなじく猫壱さんのフードボウル。
レギュラーサイズとLサイズがあります。
動きそうなら下にガムテで補強してもいいかも?
当時は傾斜を付けた食器が今ほど売られていなかったため、少し苦労しました!
お皿に下に何かを置いて固定するのも試してみたのですが、どうもうまくいかないので、ごはんのたびにお皿を持ってあげていました。
そうすると猫の食べる角度で持ってあげれます。
幸い食いつきがよかったので、食事の時間もそんなにかからずでお皿を持っている時間も許容範囲内でしたし。
お水はカラーでなぎ倒さない様に、ちゃんと固定するか、重量・高さのある入れ物が良いかと思います。
\色々考えてくれてたらしいにゃ/
エリザベスカラーを付けて困ったことその2・トイレ
カラーを付けたことで不自由になったことその2は、トイレでした。
猫は、用を足した後に、くんくんと鼻を近づけて確認して、砂をかけます。その際に、カラーで砂をすくいあげてまき散らしてしまうのです。
これに対しては、カバー付きのトイレを導入しました。
成猫+エリザベスカラーだと、カバー付きのトイレが狭く感じるかもしれませんが、まだ小さい子猫だったのでカバー付きでもカラーの邪魔にならず、広さに問題はありませんでした。
カバー付きトイレはその後も継続して使っています。
\カラーつけてたけど、階段も登れたにゃ/
エリザベスカラーが口にはまる事件
さて、子猫の成長は早いもので、数週間で、エリザベスカラーよりも鼻先が前に出せるようになってきました。
なので、ひとつ大き目のサイズに病院で変えられたのですが、これが悲劇の始まり。
さすがに大きくてですね、しかも生後1ヶ月~2ヶ月の子猫は遊び盛りで動きも非常に激しいのです。
ある時、カラーが自然に口にはまってしまい、口輪状態になり、尋常じゃなく大暴れしました。偶然そばにいたので苦心しながらも外せてあげたのでよかったのもの、夜寝ている時に起こったら、と思うとかなり怖いですよね。
考えた結果、前の小さめのカラーに戻しました。
カラーが小さくなってきたものの、患部にはギリギリ届かない、と判断したからです。
成猫ならある程度落ち着いてきているので、遊んでいる時に口にはまるということはほぼないかと思うのですが、子猫の時は気をつけてあげるといいかもしれません。
\ほんとたいへんだったにゃ/
エリザベスカラーのおかげで無事完治
さて、一ヶ月半もの間エリザベスカラーをつけたおかげで、ひどかった猫カビのかさぶたは完治して、無事はずすことができました。
はずした日は、ゆっくり寝れることを噛みしめているようでしたよ。
(カラーをしている時もちゃんと寝ているように見えたのですが、実際は熟睡できなかったのかもしれないです。それくらい安堵の表情で寝ていました)
久しぶりに、一生懸命毛づくろいをやっていたのも憶えています。
皆さんの猫も怪我や病気でエリザベスカラーをつけることがあるかもしれません。
その時はぜひ体験を参考にして下さい!