猫の分離不安症とは?症状と原因は?甘えん坊とは違うの?

「分離不安症」という言葉をご存じでしょうか?
私も最近これを知り、調べてみまして、とてもびっくりしました!

今回は「猫の分離不安症」について解説していきたいと思います。

猫 分離不安症とは 甘えん坊 症状 原因

「分離不安症」とは?

分離不安・・という言葉からもわかるように、離れると不安になるという症状。

動物の場合は、家族のような親しい仲間と離れてしまって大きな不安を感じること。
自然界では割と普通に起こることで、ただ、極度な不安に陥ってしまうと「分離不安症」と病的にカテゴライズされるようです。

飼われている「猫」の場合は、飼い主さんと離れることに過剰な不安を抱き、何らかの行動をしたり、症状が出たりする、ということを「分離不安症」ということが多いです。
飼い主さん以外でも、ずっと一緒に育った猫と死別した際にも起こることがありえますよね。

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猫が、家と外を自分で行き来していた「昔」と違い、最近の飼い猫は完全に家の中で飼われていることがほとんど。
特に都会ではそうです。猫社会で生きている猫も減りました。

大家族が減り、一人暮らしのおうちで飼われている猫も増えました。
猫が普段触れ合うのは飼い主くらい・・ですよね。

当然、人間は仕事に出かけていきます(在宅の方はまた別として)

早朝に出かけて夜に帰ってくるとなると、その間は猫は一匹でお留守番をすることになります。
それでも全然大丈夫な猫もいます。
が、とっても不安な気持ちになる猫だっているわけですね。。

また、出かけるだけでなく、お風呂に入ったりしている間など、家の中にいるけれど姿が見えないだけで不安になる猫もいます。
分離不安「症」と名前がつくくらいなので、過剰に反応がある猫が多いです。

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分離不安症になりやすいのはどういう猫?

どういう猫が分離不安症になりやすいのか?というのは、一概に言えませんが、傾向としては以下のものがあるようです。

猫 アイコン飼い主が次々と変わった経験をしている猫
猫 アイコンひとりの時に怖い経験をしたことがある猫
猫 アイコン捨てられた経験がある猫
猫 アイコン子猫の時から一匹で、飼い主に構われすぎて育てられた猫
猫 アイコン飼い主の結婚等の生活の変化で、接する時間が減ってしまった猫

上記のような猫でも、分離不安症に「全員がなるわけではない」ので、あくまで参考となる傾向として。

子猫の時から飼い主に構われすぎて育った猫、についてですが、
本来、母猫は子供がひとり立ちしていけるように育てますので、子猫だからべったりと甘えさせ続けることはないのですね。

かなり小さいうちから母猫から離れて、人間に育てられた場合は、甘えさせて育てちゃったりしますもんね。。

また、飼い主が結婚したり、子供ができたり、就職・転職したりというライフステージの変化によって、それまでとは違う時間の使い方になる時。
猫と接する時間もそれに応じて変化しますよね。

そういった時に、猫が構ってもらえなくり、不安になって症状が出ることもあります。

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分離不安症の症状は?

では、分離不安症といわれる猫には、どのような行動や症状があるのでしょう?

猫 アイコン飼い主の姿が見えないと大きな声で鳴き続ける
猫 アイコン留守中に下痢や粗相をしてしまう、スプレー行為をする
猫 アイコンカーテンによじ登ったりテーブルの上を荒らす破壊行為をする
猫 アイコン元気がなくなる、食欲不振になる
猫 アイコン過剰なグルーミング、脱毛

といった症状が見られます。

基本的に、「ひとりになった時」「飼い主が外出しているとき・姿が見えない時」によくこういうことがある、というのが分離不安症です。

アイコンスプレー行為やテーブルの上を荒らすといった「攻撃型」
アイコン元気がなくなったり、過剰にグルーミングをしてしまう「自己犠牲型」
があると言われています。

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対策としてできること

外出時のルーチンを作らない

飼い主が出かける時に、決まったパターンがあると、猫はそれを覚えているので「そろそろでかけるんだな、置いていかれるな」ということを察知します。
それによって不安が積もってゆきます。

なので、ルーチンを作らずに、さりげなくでかけるといいですね。

外出時にすることといったら、財布を持つ、上着を羽織る、カバンを持つ、などなど決まった物事ですよね。

例えば財布を持ってるけれどテレビを見てみるとか、上着を羽織ったけれど食事を始めてみる、といった行動を日常に混ぜて、猫の記憶をコントロールできるといいですね。

ちょっと面倒だし時間がかかりますが、試してみてください。

また、すぐ帰ってくることを匂わせておくのに、テレビやラジオだったり、電気をつけたまま外出するのも「すぐに帰ってくるんだな」と、安心するかもしれません。
コンビニにでかけるだけ、などの短時間の外出はそうしましょう。

出かける前も、声をかけたり構ったりせずに、サッと出かける方がいいですね。

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毎日、決まった時間に少しでいいので遊んであげる

遊んであげる時間を少しでもいいので毎日設けてあげると、満足する子もいます。

高齢の猫なら遊ばなくても大丈夫だと思いますが、子猫や若い猫なら遊び盛りなので、時間を決めて遊んであげましょう。

ストレス解消になりますよ。




多頭飼いに挑戦してみる

これは、相性が合えばとてもよい対策です。
うちの場合も、二匹目を迎えてから、一匹目の子の性格がおだやかに変わったので、挑戦する価値はあると思いますよ。

「飼い主と自分」だけの社会から、他の猫が入ることで多少なりと、その子の社会が広がりを見せます。

特に、小さい頃から猫とのふれあいがない子だと、猫社会のことを知らないので、猫同士のふれあいを学ぶ機会にもなります。

ただ、先住猫と新入り猫のすり合わせの期間は結構たいへんで、飼い主も心が折れそうになる時があります。汗
すぐに仲良くなる場合もありますが、だいたい完全になれるのに数か月~半年くらいは見ておいた方がいいかなぁと思います。

これについては他記事でかなり詳しく書いていますので、そちらをご覧下さい。

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ケージに慣れさせておく

トイレも中に入るような大きめのケージを買って、そこを自分だけの安全なスペースと認識してもらえると、いいかもしれませんね。

ごはんやお水もケージ内に設置して、
普段もずっと扉は開けておいて猫が入れるようにしておき、お留守番の時も入れるように開けておきましょう。


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一日のうち数時間はケージの中で過ごす時間を取って慣れさせて、あとはケージを開放しておくと、うまくいけば留守中も出入りするようになります。

猫自身の安全なスペースとしてもよいですし、ケージに慣れておいてもらえると、何かの時に入っていてもらえるのでよいです。

くれぐれも閉じ込めっぱなしにはしないでください。




キャットシッターを利用する

飼い主との分離という点では変わりませんが、誰か人がいることで少し安心する猫もいます。

攻撃型の場合は、お引き受けができないシッターさんもいるかもしませんが、程度によって利用もできると思います。

事情を説明して可能であれば、シッターさんに来てもらうのもよいかもしれません。
費用もかかりますので、余裕があれば試してみるのも良さそう。

猫 アイコンキャットシッターについてはこちらの記事で書いていますのでご参考に!
→留守中の猫のお世話をしてくれるキャットシッターって?選び方は?

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フェイシャルフェロモン製剤を使ってみる

フェイシャルフェロモンというのは、猫の頬から出るフェロモンのことで、猫はこのフェロモンを嗅ぐことで安心感を得るとのこと。

このフェロモンをリキッドにして販売されているのが「フェリウェイ」という商品です。

スプレー行為の緩和になるという声もあり、幾分、安心する猫が多いようです。
安心感という点では、使えると思いますので、チャレンジしてみてるのもよいですね。


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Amazonの口コミ
アイコン休日で人が長時間居るときや、お客さんが来ているときなど、ストレスを感じていた様で、その後必ず体調を崩しがちだったのですが、これを設置した後は、それがなくなりました。
アイコンマーキングが少しでもなくなってくれたら、、と藁をもつかむ思いで、ワンフロアに1つ計2箇所に設置しました。結果、まだ1週間ですがマーキングしていません!
アイコン里親さんの所に行き性格上怖がりで緊張気味だったのですが、コレを使って2日ぐらいたってからご飯もよく食べるようになり行動と落ち着いてきた感じに見えます^^




まとめ

今回は、猫の分離不安症についてまとめてみました。
いかがだったでしょうか?

「分離不安症」という病名ができているとは、私も最近知ったことです。

家の中であとをついてくるだけのような軽度であれば可愛らしいだけかもしませんが、脱毛や下痢など、体の症状として出ていたり、部屋を荒らされたりすると対策を考えないといけませんよね・・

こういうお悩みがある方の参考になれば幸いです!