猫を飼っているおうちに赤ちゃんが生まれたら、
その子が猫アレルギーを持っていないか気になる人もいるかもしれません。
今回は、赤ちゃんの猫アレルギーについてまとめてみました。
☆猫アレルギー関連の記事・こちらもご覧ください
→「猫アレルギーでも猫を飼いたい!掃除、洗濯、お風呂、薬などの対策はどうする?」
赤ちゃんの猫アレルギー、いつから始まるの?
アレルギーがいつから始まるのか、そもそもアレルギーになるのかならないのかも、わかる術がありません。
アレルギーは急に始まります。
花粉症などもそうですよね。
大人のアレルギーもある日急に、ある年に急に、始まります。
赤ちゃんも同じです。
例えば生まれてから5歳までは、猫がたくさんいるおうちで楽しく過ごしていたのに、急に猫アレルギーを発症した。という例もあります。
赤ちゃんのアレルギー検査は生後半年頃からできるようですが、特にアレルギー反応が出ていないのであれば、急いで検査をする必要は有りません。
赤ちゃんの猫アレルギーの症状
・くしゃみ
・鼻水
・喉がひゅーひゅー言う
・目のかゆみ、腫れ
・涙が出る
・湿疹
大人と同じ症状と考えてもらっていいかと。
猫をすでに飼っている状態で、急に発症すると、原因が猫だということがわかりづらいです。
例えば、家の外ではアレルギーが出ない、ということであれば、猫アレルギーかハウスダスト・・・という予測が立てれます。
また、よく観察すると、猫と接触している箇所(腕など)に湿疹が出ている、ということもわかるかもしれないです。
上記のような症状が継続して出ている場合はアレルギー検査を受けるのが一番早いですね。
アナフィラキシーショックによる死亡例
猫アレルギーに関連する死亡例は毎年あり、夜中の急な喘息発作や、アナフィラキシーショックが起こって間に合わなかったりといったことがあるようです。(赤ちゃんに限らず大人含め)
一概に猫アレルギーといっても重症度が違いますので、アナフィラキシーショックが起こるほどの猫アレルギーであれば、猫と同じ空間にいることは避けないといけないです。
猫アレルギーは「慣れ」でよくならないの?
アレルギーというのは、現在の医学でもまだよくわかっていない病気です。
子どもの食物アレルギーで、少しづつ食べさせていって様子を見ながら慣れさせていく・・・という方法もありますが、それも全てにあてはまる治療法ではありません。
猫アレルギーの場合は、猫と触れ合って慣れさせていくことはなかなか難しいと思われます。
もちろん、猫アレルギーだと自覚しながらも猫が好きで、飼っている人はいます。
完全に自己責任になるので、自分の症状と付き合いながら、様子を見ながら飼われているわけです。
猫の何に反応しているアレルギーなのか
猫アレルギーといっても、猫の何に反応しているか?は、それぞれ違うと考えられています。
・猫の毛
・猫のフケ
・猫の唾液
・猫のホルモン
と、様々な可能性に分かれます。
例えば、猫になめられた箇所に湿疹が出る、というのであれば「唾液」に反応していると予測できます。
アレルギー検査をして反応なしだったとしても、それが「猫のフケ」に関するものだったとすれば、「猫の毛」「猫の唾液」といった他のものにアレルギーがあるかもしれません。
また、「ここに上げている以外の原因」でのアレルギーということもあるのです。
アレルギーについてまだ医学でもよくわかっていないので、可能性は無限大なのです(;´∀`)
自分がどういう場面でアレルギー症状が出るのかを観察して、そこから考えていくのが対策を立てやすいですね。
赤ちゃんの猫アレルギー、治る?
いつ始まるかわからないアレルギー・・・
治る時期もわかりませんし、治るかどうかもわからず。
猫好きからしたら本当に厄介です(;´Д`)
猫の何に反応していて、どういう症状が出るのか、軽度なのか重度なのか、というところから逆算して対策を立てる。
もしくは飼わない。。という選択になってきますね。。
赤ちゃんのアレルギー症状が重度の場合は、すでに飼っている猫ちゃんを手放す決断も必要です。
めいっぱい可愛がってもらえるところを見つけて、引き取ってもらいましょう。
苦渋の決断になりますが。。
猫アレルギーの赤ちゃんと猫が同居するためにできる対策とは
前述したとおり、まだ一緒に暮らせる程度のアレルギーの場合の対策です。
掃除をこまめにする
できることと言うとやっぱり「掃除」が一番。
念入りに掃除機をかける+拭き掃除。
今はルンバなどのロボット掃除機も手軽に手に入る時代になりましたので、そういったものも導入してできるだけ掃除の機会を多くしましょう。
私は猫アレルギーではないですが、ルンバを買ってからお掃除が格段に楽になりました(#^^#)
猫を飼っていると毛との格闘になりますので、少しでも助けになる家電があると本当にいいですよ。
猫をお風呂に入れる・ブラッシングをする
お風呂嫌いの猫も多いとは思いますが、猫を洗う機会を増やすことでアレルゲンの減少が期待できます。
とは言え、毎日入れるのも重労働ですし猫にも負担がかかりますので、ブラッシングや拭いてあげる頻度を上げる方が現実的かもしれません。
その他
・猫に触ったら、早めに手を洗う
・カーテンやじゅうたんをはずす
・空気清浄機を導入する
・寝室など、猫が入れない部屋を決める
などなど・・・
☆大人の猫アレルギーと同様になりますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください
→「猫アレルギーでも猫を飼いたい!掃除、洗濯、お風呂、薬などの対策はどうする?」
まとめ
猫にまみれて暮らしていたのに、生まれてきた赤ちゃんが猫アレルギーだった・・・
という場合、もちろん赤ちゃん優先でありながらも、猫好きの人にはつらい決断もしないといけません。
できれば手放したくないけれど、重度のアレルギーの場合は、手放すことを考えざるを得ません。
いつでも会いに行けるところにもらってもらえるのが、一番いいですね・・
軽度のアレルギーの場合は、症状を観察、お付き合いしながら暮らしていくことも可能です。
アレルギーについてはまだまだ研究段階なので、ケースバイケースになってしまいますね。
猫にとっても人間にとっても幸せな、着地点が見つかりますように。